首の長い竜騎士Nesyanとへなちょこ偵察員、白鶺鴒(はくせきれい)の ブログどぇす~
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  RF小説~ベラート編~  2006.02.21.Tue / 20:51 
鬼の第7師団と呼ばれる精鋭部隊と合同で作戦を展開することになった主人公属するクレイ小隊。
彼らの運命やいかに!(安っぽくてスミマセン
戦闘シーンたっぷりでお届けする待望の第2話(第1章)

と豪語したはずが(ry
―第1章―



もうどれくらい経つだろうか。10分・・・・いや、20分か。
クレイ小隊と、トール小隊のキャンプ地から走りづめだった。
神経を集中し、ホーリーフォースのひとつである<レストレーション>を発動した。
白と黄色が混ざった色の風が、自身の体を包み込む、体中の疲れと言う疲れが吹き飛んだ。
特に、足の疲れがスッカリ消えている。
「そろそろ、螺旋の下あたりかな。」
クレッグ鉱山の内部には、なだらかな斜面が円を描きつつ上部へ伸びている通路があり、俗に<螺旋>と呼ばれている。
最上部には、分岐点があり、それぞれ西と東にある通路へと続いており、
そこからは<鉱山南口>と、<鉱山東口>へ行けることができる。様々な作戦でも、最も重要な場所とされている場所だ。
通信回線を開き、クレイ小隊の隊長であるクレイ・サルバットに回線を繋いだ。
「螺旋下、異常なしです。これよりT字へ向かい、敵軍の動向を探ります。」
これから偵察へ向かう、螺旋最上部の俗称を告げた。
「了解。くれぐれも敵に見つからんようにな。それと、ちゃんと名前を言ってから報告しろ。わかったな?」
通信しているというのに、脳裏にはクレイの顔が見えた。
「失礼しました。クレイ小隊後衛員偵察兼迎撃担当のライラです。これより、敵軍の動向調査に向かいます。」
「それで宜しい。朗報を待ってるからな。」
「了解。必ずや、敵の尻尾を掴みます。」
そう言って、ライラは回線を切った。
ライラは、クレイ小隊の中でも2人しかいない女性兵士だった。
もう1人は、前衛員戦闘担当のカレンである。
ライラは作戦を実行するために、鉱山内を偵察することになっていた。
幅8mほどの坑道を抜けると、広間のつくりをした場所に出た。
左側を見上げ、螺旋を確認すると、一気に登った。
斜面の傾斜角度はそれほど急ではない、しかし長いこと長いこと。
やっとの思いで最上部に到達すると、壁から顔だけを出し、分岐路を観察しようと視線を向けた瞬間、体が一瞬だけ硬直した!
そこに居たのは、アクレシア帝国の偵察員だった。
姿はベラートや、コラに似ているものの、中身はまるで違う。
ロボットだった。
――向こうはこっちに気付いてないか・・・・・先手を打とう。
偵察に出発する直前に、クレイから「敵の偵察員を発見したら、排除しろ。」と言われている。
アクレシア兵は、こちらの存在に完全に気付いていなかった。
ライラは自慢のガトリングガンに、ベラート連邦のスペシャリスト特製の弾丸を装填した。
――今だっ!
心の中でそう叫んだ瞬間、壁から飛び出て、照準をアクレシア兵に合わせた。
バババッ!ガトリングガンの銃口が、3つ同時に火花を咲かせた。
レンジャー(遠隔職業)の基本スキル(技)<ファストショット>を見事に成功させた。
銃口から煙が出るのが早いか、アクレシア兵はその場にうつ伏せに倒れこんだ。
ライラは小さくガッツポーズを決めると、アクレシア兵に感づかれないように<鉱山南口>の通路へと走り出した。
走りつつ、クレイへ回線を繋ぐ。
「ライラです。T字にてアクレシアの偵察員を発見。排除に成功しました。これより南口へ向かいます。」
息を整えながら、興奮冷めぬ口調で報告する。
「そうか、よくやった。その戦闘でアクレシアは偵察排除の部隊をまわすだろう。気をつけてな。」
クレイも同様に興奮しているようだが、そこは部隊長。冷静さは欠かいていないようだ。
<鉱山南口>へ到着すると、すでにアクレシア兵が見張っていた。
さきほどのアクレシア偵察員が、指揮官へ報告したのだろう。
アクレシア兵は生身の体ではない。頭部の中枢区域を破壊するか、バッテリーを破壊しない限りは死なない。
――面倒なことになっちゃったなぁ・・・・
そう思った瞬間、クレイからの通信要請が届いた。
とっさに、南口へ続く坑道の壁のくぼみに身を隠すと、回線を開いた。
「ライラ、偵察員の報告でコラ軍が地図座標P8に集結していることが判った。」
反射的にクレッグ鉱山の地図を開き、座標を確認する。
P8は地形が小高い丘になっている場所だった。ライラのいる南口とは正反対の場所に位置する。
「そこで、我々の部隊とトール部隊で戦闘を仕掛けることにした。その間、アクレシアの動向調査はライラ、君に任せる。」
二つ返事で了承すると、回線が切れた。
――私1人にアクレシア軍の偵察を任されてもなー。
ぶつぶつ言いつつも、南口方面へ思いっきり走った。

 * * * * * * * * *

「あれか、我が軍の精鋭部隊は。」
そんな事言わなくてもわかっている。クレイは目を細めて、向こうからやってくる友軍を見た。
機甲装備が3機、レンジャータイプが5名、ウォーリアータイプが5名、スピリクチュアリスト(フォーサー)タイプが、6名。
委員会からの作戦命令書にあったように、偵察に出ている者を含めてキッチリ20名。
――うちの部隊と同じ数か・・・・負けられないな。
心の中で決心すると、不意に声が聞こえた。
目の前を見ると、トール小隊長が前にでて握手を求めている。
トールとは5m前後離れているのに、妙な威圧感を感じる。
――これが小隊長のオーラというやつか。俺にそんなものはないんだろうなぁ。
前に進み出て、トールと軽く握手を交わした。
「第7師団トール小隊の小隊長トールだ。宜しくな。」
口はあまり動いてないのに、その声には力があった。
「第2師団クレイ小隊隊長のクレイです。よろしくお願いします。」
クレイも負けじと張りのある声を絞ったが、完全に負けている。
「早速ですが、作戦について少し話しましょう。」
「ああ、そうしようか。」
トールの返事が言い終わると同時に通信が入った。
ライラからの報告だった。T字でアクレシアの偵察兵と遭遇。これの排除に成功。南口へ向かうという内容だった。
「うちの偵察員は地図座標I10~R9を偵察している。さきほど、地図座標M8に敵偵察兵を発見したらしい。」
トールがクレイの目を直視しつつ呟いた。
コラ軍は主に北のI10~R9ルート(北ルートと呼ばれている)か東のS13~R18を中心に活動している。
クレイとトールは部隊の名称を決めた後、双方の部隊情報を交換しあった。
―部隊名:鉱山の嵐隊―
気合が入りますなぁ。と、クレイは顔を緩めながら言った。
その顔の緩みは長く続かなかった。
トールの元へ通信が入った。北ルートへ偵察に出ていた兵からである。
「ふむ。間違いないな?今の状況も変わらずか?・・・・・そうか、わかった。引き続き偵察を続行してくれ。」
トールがクレイの眼を焦がすように見つめた。
「うちの偵察がコラの部隊を見つけたよ。出撃準備だ。」
その言葉を聴いた瞬間、クレイの体を痺れが襲った。だがそれも数秒すると、どこかに吹き飛んでしまった。
――ついに来たか。
クレイは集合!と声を張り上げた。
周りにいた者が集まってくる。後から機甲装備を整備していた者も走ってきた。
「偵察兵がコラ軍の居場所を突き止めた。場所は地図座標P8。規模は20ないし30で、集結中とのことだ。数的には、こちらが有利だが油断はするなよ!」
おう!と兵士達から返事が返ってくるのを確認した後、
「出撃準備!」
というと、皆それぞれ準備をし始めた。
「なぁローデン」
機甲装備に搭乗しようとしたローデンに、チルトが声をかけた。
「ん?」
「あーいや、なんでもない。死なない程度に頑張ろうぜ。」
「お、おう。」
気の抜けた返事をチルトに返すと、コクピットへ乗り込んだ。
キー(鍵)を差し込み口へ差し込み、主電源を入れる。続いて出力を上げ、メーターと睨みあう。
出力が規定値へ達したら、機甲装備を本格的に稼動させる。
ガクン。と上下に揺れた後、目の前のスクリーンの視野が広がる。
スピーカーからは、同じドライバー達の声が流れている。
「5番機ローデン。準備完了!」
とマイクに向かって叫ぶと、
「よし、これより地図座標P8に集結中のコラ軍を全力で叩き潰す。座標M8にて最終突撃準備をし、戦闘を仕掛ける。それでは、各自の奮闘に期待する!」
トールの声は、気味が悪いほど落ち着いていた。
――少し前に出ようかな。
ローデンは、機甲装備の状態を「走行」に切り替えると、2.5mの鉄の塊を前へ前進させた。
ローデンの5番機は、部隊のほぼ中心に位置している。すぐ右にはクレイの1番機。その右にはトールの2番機が粉塵を巻き上げながら走行している。
地図で座標を再確認しようとしたその時、個人通信が来ていた。クレイからである。
「ローデン、ここだけの話なんだが今回の作戦を成功させたら、我が小隊へ人員の提供と、機甲装備の新調をすると、委員会が言っていた。」
「機甲装備の新調・・・・・あれですか、数ヶ月前に新開発に成功したとかいう・・・・」
「そうだ、黒機甲と呼ばれる装備だ。あれさえあれば第7師団と同じ地位につけるかもな。」
黒機甲といえば、機甲装備委員会が数ヶ月前に完成させた機甲装備である。
性能は、ローデン達が乗っている機甲装備の約数倍だとか。
だが高価な上に、修理費がえらくかかるので、第7師団などの精鋭部隊にしか提供されていないという。
「生きてたら一度は黒機甲に乗りたいと思ってたが・・・・こんな形でめぐり合うとはな。」
しくじるなよ。とクレイが言うと、通信が切れた。
――黒機甲・・・・・・か、嬉しいけど、失敗は許さないってことなんだろうなぁ。
小声で気合を入れ、右手をギュッと握り締める。
興奮しているからか、指がパンパンだった。
「そろそろ最終突撃準備地点だ。ぬかりのないようにな。」
地図座標M8の地形は、東西が坂になっており、ちょっとした広場のようになっている。
西からの坂は緩やかだが、東の坂がやや斜面がきつそうだった。
「クレイだ。まだ敵には気付かれていない、今のうちに一気に潰すぞ。追撃は地図座標Q9までだ。鉱山の嵐部隊初めての戦闘だ。こちらが有利なので、各自のびのびとやってくれ。それでは、健闘を祈る。」
回線が開きっぱなしだったのに気付いていないのか、7番機に搭乗している、レソートの兄のレソースの「うおっし!」という声が微かに聞こえた。
機甲装備の戦闘状態を「非戦闘モード」から「戦闘モード」へ切り換ええると同時に
「いくぞっ!」
と、クレイの声が聞こえた。
スクリーンを直視しつつ、東の方向、コラ神聖同盟軍のいる方へと砂煙を濛々と巻き上げながら進んでいった。
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