首の長い竜騎士Nesyanとへなちょこ偵察員、白鶺鴒(はくせきれい)の ブログどぇす~
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  RF小説~ベラート編~  2006.02.22.Wed / 20:08 
第2師団クレイ小隊と、第7師団トール小隊がついに合流。
部隊名を「鉱山の嵐部隊」と改め、総勢40名の部隊が完成。
その矢先、偵察兵からコラ軍発見の通信が入り、戦闘を始めるが・・・・!

ドキドキの第3話(第2章)
―第2章―


アス大陸の中心部、クレッグ鉱山の北側ではベラートとコラの激しい戦闘が行われていた。
「7番機ッ!下がらんか!」
悲鳴にも近い絶叫がスピーカーから聞こえてくる。
トールなら落ち着いて指示をだすろう、消去法だと・・・・クレイか。
「最右翼にフォーサー1です!」
「現在の敵規模・・・・・25!」
「前衛員1名重傷!!!治療員どこだー!」
ローデンはスピーカーを切りたい衝動に駆られた、だが切るわけにもいかないだろう。
前方にはガンブレードと呼ばれる剣を構えたコラ兵が、立ちふさがるようにしてこちらを見据えている。
左手にはゴディックシールドを装備していた。
まるで、機甲装備の搭乗者を呪い殺すような眼だった。
一瞬、鋭い殺気を感じたが、軍隊で叩き込まれた精神が正気を取り返した。
迷うことは無い、目の前のコラ兵を倒すのみ。
ローデンの乗る機甲装備の右では、クレイが指示を送っていた。
その右では、トールがブルーワンドという杖を持ったコラ兵と壮絶な戦闘をしていた。
杖を持ったコラ兵の背後には、イナンナと呼ばれるアニムスが一生懸命に主人の治癒をしていた。
アニムスとは一種の精霊である。コラのフォース能力で多次元から呼び出すことができる、と訓練で習ったのを思い出した。
最初はほぼ互角だった。コラ兵がフォースを機甲に撃つも、鋼の体には殆ど効いていない。
トールの機甲もコラ兵を、その鋭いカッターで攻撃していたが、アニムスの治癒能力はベラートのホーリーチャンドラ達にも負けない程だった。
しかし、永遠に続くと思われたトールとコラ兵の戦闘にも終止符が打たれようとしていた。
ベラート兵の何人かが援軍に駆けつけ、イナンナを攻撃し始めた。
流石のイナンナも、数十秒後には元の世界へ還っていた。
「5番機ッ!ボーっとするなーっ。」
愛機の番号を呼ばれ、ハッと我に帰った。
「す、すみませんっ」
慌てて返事をし、状況の確認を数秒で済ませる。
座標M8からP8の坂を登った頂上で戦闘は行われている。
味方の部隊がやや有利だ。先程まで自機の真後ろにいたチャンドラが、すぐ横まで進んでいる。
カンカン!と乾いた音がした。それがローデンのすぐ近くで起こったものだと確認すると、目の前のスクリーンの下。インフォメーションの「機体情報」の画面にCGで描かれている、自機の右肩が赤く点滅していた。
「機体情報」のすぐ右の画面にある、「機体損傷度」の画面をとっさに見つめる。
「機体損傷度ハ問題無シ。」
ホッっと息をつくのも許されない戦場である。すぐに前方のコラ兵へと機体を突進させた。
先程のコラ兵ではなく、ガトリングガンを持った遠隔職のコラ兵だった。
丁度弾薬が切れたのか、弾丸を装填している最中だった。
――チャーーーンス。
右腕に装備されているカッターを思いっきりコラ兵へとぶつける。
予想外だったのか、驚いた表情をしながらも、身軽な身のこなしでカッターを避け・・・・・れなかった。
正確には、当たり損なった。のか、銀色に輝くカッターの先端がコラ兵の左脇腹を切った。
少量の出血をしながらも、コラ兵は回避運動を続けた。
――もう一度・・・・・!
ローデンは心の中で叫ぶと、再びコラ兵へ鋼鉄の塊を突進させた。
あと数mあたりのところで、標的としていたコラ兵は倒れた。
体に紅蓮の炎をまきつけて、コラ兵がその場に崩れ落ちる。
あれは・・・・・・ファイアボールという攻撃フォースだったか。
誰が放ったものかを確認せず、次の目標を探す。
「左翼のコラ散開していますっ!」
聞き覚えのある声・・・・・チルトの悲鳴に近い声だった。
「後衛員の戦闘担当は左翼に展開しろッ!」
目の前のコラ兵が盾を構えながら、こちらへ突進してきていた。
「%..!&*++!!!#&%&%%!」
何かを叫びながら、ガンブレードをこちらへ振り下ろしてきた。
「ッ!」
声にならない声を発すると、反射的に機体を後退させる。
本当に鋼鉄の塊なのか、と思わせるほどの素早さだった。
「5番機!下がらずに受け止めろ!」
本当に自分は焦ってるらしい。生身と鉄の戦いなのに、俺は何を怖がってるのか。
自分で自分に叱咤すると、ギヤを「前進」へ変え、スピードを上げる。
ホバー(走行)状態で後ろに下がっていたからか、急には前進できず、
3mほどを「滑った」
機体の重心が前方へ傾くと同時に、突進してきたコラ兵もスピードを上げる。
ほぼ同時に両者は攻撃を仕掛けた。
カッターを装備した鉄製の右腕と、おそらくコラのスペシャリスト達が丹精込めて作ったのであろう、1mほどの長さの剣が同時に振り下ろされた。
――そんなものが鋼鉄を切り裂くわけないだろっ!
コラ兵に向けて発せられた声だったが、もし聞こえたとしても、意味が分かるはずない。
機甲のカッターがコラ兵の盾を捕え、真っ二つに切り裂いた。
盾のことなど見捨てたのか、引き裂かれたゴディックシールドを投げ捨てると、
ガンブレードを両手に持ち替えて、回転しながら横一文字に振り抜いた。
――だから、効くはずなっ・・・・・・!!!??
確かに、常識で考えれば機甲装備を傷つけることができても、破壊することは無理だ。
しかし、常識が破られた。機甲の左腕が大破寸前までに破壊されているではないか。
「5番機は後退しろっ!私が引き受ける!」
素直に命令に従い、部隊の後方へと退避する。
その時だった、スピーカーから誰かの悲鳴の入り混じった叫び声が発せられた。
「て、敵の援軍ですッ!規模40ないし50!コラ族長確認しましたッ、本隊と思われます!」
新米の偵察兵が、誇大報告をしたと思った。いや、そうであって欲しかった。
しかし現実は・・・特に戦場は厳しい。坂の向こう側から、蟻の大群のようにワラワラと登ってくるコラ軍を、スクリーン越しに確認してしまった。完全に不意を突かれた。あれだけの大軍をどこに潜ませていたんだろうか。
「て、撤退!」
クレイの撤退命令が下った。
――どこへ撤退するのだろうか。
そんな疑問は数秒で打ち消されてしまった。インフォメーション画面の「機体損傷度」画面に写っている愛機の左腕が濃い赤で点滅している。
「左腕ノ損傷度高シ。操作不能ヲ確認。」
そこに写っているのは、幅数cmの回線だけで繋がっているだけの左腕・・・・いや、鉄の塊だった。
――使えなければただの鉄屑。
訓練兵時代の頃の教官の言葉を不意に思い出した。
そう、使えなければただの鉄屑。
必死に撤退しなければならないのに、自分は何を納得しているのだ。
「下がれーッ」
よほど危機感を覚えているのか、クレイの声はコクピット内で妙に響いた。
機体を真後ろへ方向転換し、ギアを「走行」に切り替える。目の前をレンジャーが通りすぎた。
流石は精鋭部隊、撤退も早かった。こちらも遅れまいと全速力で坂を下る。
「北口内に逃げ込むぞっ!」
「コラ軍追ってきています!数・・・・10前後!その後ろに20!」
ローデンはとっさに周りの味方の数を確認した。
――5・・・・10・・・・15・・・・20!?半分まで減ってるじゃないか!
確か、トールの部隊にはメンタルスミスがいたはず。それに、前衛員が1名重傷という報告以外には治療要請も、負傷者報告もなかったはずだ。
戸惑いながらも、一気に北口まで滑走する。止まったら大破することは間違いないだろう。
先程の戦闘で、機甲の左腕を損傷してからというもの、警戒心がより強まった感じがした。
北口は幅5mほどである。機甲装備なら2機が同時に通れるぐらいの幅だ。
その北口へ、後衛員、続いてレンジャー、前衛員と機甲が次々に通過する。
「クレイだ。どうやら、部隊が別れてしまったらしい。トール達は更に北へ。ハラム中立地帯の入り口へ逃げることに成功したと連絡が入った。確認したところ、北口に逃げ込んだのは私を含めて20名だ。」
誰かの声が、それを遮った。
「ん・・・・・・7番機がいないぞっ!」
――7番機・・・・・・・レソートの兄であるレソースじゃないかっ
ローデンは座席の後ろを振り返った。シートの裏にもスクリーンはあるのだ。
そして、そこに写っていたのは、肩の部分に「No.7」と書かれたカタパルトだった。
「7番機ッ!何をしている!」
7番機は北口内部ではなく、外へ銃口を向けていた。
「7番機、応答しないかっ!」
クレイの絶叫とは対照的に、レソース機は落ち着いた雰囲気で「戦闘モード」に移行した。両腕が地面と平行に固定される。
「まさか・・・・、無茶はするな!生存を優先するッ!今すぐ内部へ入るんだ。」
クレイの口調が絶叫から説得に変わっている。
「こいつらにね、父親を殺されたんですよ。」
レソースの言葉に一同が驚いた。しかし、この中にレソートの姿は見えなかった。トールとともにハラム入り口方面へ逃げたのだろう。
「仇を討ちたい、それだけです。ここで俺が踏ん張れば、あんた達は安全に鉱山内に逃げれる。一石二鳥じゃないですか。」
「一石二鳥なのは君だけだろう。ドライバーは失いたくない。もちろん、部隊員もな。」
クレイが説得している時に個人通信が入った。
――こんな時に、誰からなんだろう。
なんと個人通信を送ってきたのはレソースだった。
「ローデン、それにチルト。君らにレソートの面倒を任せるよ、あいつはあれでも甘えん坊だからな」
慌てて返信を送ろうとしたが、通信拒否状態になっていた。
「コラ軍きますっ!」
「もうちょっと・・・・部隊にいたかったな。まぁ、死んだ戦友と親父に会えるからいいか。」
それがレソースの最後の言の葉だった。
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No.33 / RF小説~ベラート編~ /  comments(2)  /  trackbacks(0) /  PAGE TOP△
COMMENT TO THIS ENTRY
- from ひかり -

大丈夫。
やられても1秒後にはHP全快で復活しますから・・・

2006.02.23.Thu / 01:31 / [ EDIT ] / PAGE TOP△
- from シン -

次回もはやくミタイ!\(´Д`)ノ色付きの文字v-218

2006.02.25.Sat / 20:06 / [ EDIT ] / PAGE TOP△

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